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AI導入による新しい形のリストラ

最近、AIやフィンテック、IOTの導入による人件費削減が大きな話題となっています。

すでに大手企業では削減予定人数の発表を行っており「みずほFG 19000人」「MUFG 10000人」「東芝 7000人」「三井住友 5000人」「日産 4800人」「損保ジャパン日本興亜 4000人」「パイオニア 3000人」「富士通 2850人」「JDI 1200人」「ルネサス 1000人」と発表されている主な大手企業だけでも約6万人の削減予定人数が算出されているそうです。

損保ジャパンに関しては年間100億円の人件費圧縮が可能になるという発表まで行っています。

ただし、これらはあくまでも希望・早期退職を募るというもので、「AI入っていらなくなったんでやめてもらいまーす。」といういきなり解雇なんて会社には当然できません。

しかし法律が変わればわかりません。基本的に雇用契約が決まった時点での法が適用されるので2019年9月時点での採用であれば現法律のもとに…となりそうですが弁護士さん的にはその時に変わった他の法律との組み合わせ方ではわからないとのことです。

やはり大手企業に入ったはよいが、おんぶに抱っこでは先行き不安ですね。

終身雇用なんてのもこれからの時代は夢物語です。

 

 

未来を創るスタートアップ企業

 

少し話は逸れますが、シンガポール大学のスタートアップ志望の学生が約5%→約30%に増加しているそうです。

これはシンガポール大学が毎年約300名の学生をシリコンバレーにインターンシップで送り込むというプロジェクトを始めて一気に増えたそうです。そして現在では年間約800名送り込んでいるそうです。

たとえ雑用のような業務などをさせられていても、そこはシリコンバレー。全く新しいビジネスモデルを創造る若手起業家たちの情熱や日々の会話での一言一言など、シリコンバレー特有の空気感を体感したら人生観なんて簡単に変わるんでしょうね。

一方、日本では「大企業に就職することが良いこと」というような漠然とした安泰像のサブリミナル教育を行っているところが多いでしょうから、やはりスタートアップは他の先進国と比較しても著しく少ないです。

僕個人的には義務教育の間にお金やビジネスの授業を行って欲しかったな~と最近つくづく思います。(政治経済のような超ざっくりではないもの)

僕が高校生の時はインターネットも今ほど日常に根付いていなかったし、進路を探すにも限られた情報の中でなんとなくという感じでした。

今はインターネットが日常化しているので、個人でもほぼ無限大に調べられますが、授業で「お金(ファンドなど)」や「ビジネス」の授業があるともっと選択肢が増えて、より賢明な選択ができるようになると思います。大手企業の成り立ちを教える「企業」なんて授業もとても良いと思います。

クラスのコースも従来の「進学コース」「就職コース」にプラスされて「スタートアップコース」なんてできたら素晴らしいですね。

そしてスタートアップとしての未来を描ける子供達が増えれば、どんな時代になっても強く賢明に生き抜いてくれるのではと思います。

もちろん、我々世代がまずは強く賢明に生き抜かなければなりません。

ターミネーターみたいな世界になるまではまだまだ100年近くかかると言われていますが、AIの波はもうそこまで来ています。

 

 

↓山本がクリエイティブディレクターを務める会社です。よろしければご覧ください 8^)

POTATO MEGANE Inc.

 

 

 

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